【ネタバレ感想】ジャック・リーチャー never go back

まぁ…まぁね

こんにちは。平田アルカンタラです。

前作を観て結構好みだったので、ちょいと期待しながら鑑賞。

前作との比較

全体を評価するなら、前よりも普通な映画になってる。

 前回との大きな違いはパートナー。前回は捕まった軍人仲間のため、そいつの弁護士の協力の元捜査していく。そのため弁護士は裏方のような立ち位置で、基本現場を攻めるのはリーチャー一人であった。今作は捕まった軍人自身と完全タッグで二人で捜査する。前作に比べてバディムービー的な楽しみ方が上乗せされてはいる。

 それだけではなく、その相棒は「女ジャック・リーチャー」と言ってもいいぐらい勝ち気で暴力的。前回の弁護士みたいな畑違いじゃないから、ジャック・リーチャーの行動にある程度の理解を示しながら行動を共にする。だからこそズレた空気の読めない理解できないジャック・リーチャー像が、前作とは違う手法で分かりやすく浮き彫りになってるのは良い。

 ここまで同族な相棒すら呆れさせる主人公描写がとても面白い。前回でも同じことを伝えてきたが、今回の新たな伝え方の導入はめちゃくちゃ面白かった。終始主人公に対して「お前別の言い方あるだろ」感を抱いてしまい、「これこれ!このむしゃくしゃするのがジャック・リーチャーだよ!」と私は満足しました(笑

微妙だった点

ここからさらに大きなネタバレ(予告編では分からない)

 今作のストーリー全体で推進力になるのがジャック・リーチャーの子供である。ここまでの主人公像では子供なんてありえないが、そんな存在を受け入れていく過程が今回のストーリーであると言っても過言ではない。がしかし、この存在いるかな?

必要だとしても、クライマックスが子供関係なのまじで良くない思う。

 途中子供が無意味に「技教えてくれや」言うて、主人公は断るがバディが一つ教える。教えるシーンは10秒ぐらい。これが短くても丁寧に描写しているこれ観たら全員が全員「あぁこれ後半使うわ」って思うわ。なぜなら急なんだもの。その前に一言教えて欲しいって言うシーンもあるけどそれも文脈とかない。不自然すぎてね。

 で、クライマックスその技使ってピンチ切り抜けちゃう。これ観たくてジャック・リーチャー観たいんじゃないよ。

 主人公が銃置こうとして、同時に娘が技使おうとした瞬間に、普通にボスの銃と頭を瞬時に撃つなり、体術で娘とボス剥がすなりしたほうがいいんじゃないだろうか。で、戦後に娘に「もっと訓練しないとあの技は使えない」みたいな現実的なこと言ってほしかった。

 なぜならあいつはシリーズ唯一リーチャーが負けたと言って良い今日は強敵なんだから、強さをリーチャーが冷静に見極めているべきじゃないか。リーチャーの戦いに関してリアリストな面が重要思ったんだけどなぁ。

 リアリストのリーチャーがそういう奇策に出るほど相手が強いし、本心から娘を助けたいっていう展開だけどさ。そしてそこまでに生まれた絆が奇策を成功させたっていう展開。相手あんなに強いのに、ちょっと練習した小娘の技でよろけんわ。と萎えました。

まとめ

前作よりふつうな映画になった。僕自身多少楽しめたのは嘘じゃないので十分な映画

だけど、ジャック・リーチャーの変人ぷりを僕が期待しすぎたのかな

採点 59点

Bitly

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