【ネタバレ感想】チャッピー 第九地区よりも好き

オススメできる

こんにちは。平田アルカンタラです。

あらすじ

南アフリカ・ヨハネスブルグは犯罪率が高く警察組織は手を焼いていた。そこで軍事メーカーと協力し人工知能を一部使用したロボット警官を導入する。効果は抜群で犯罪率の大幅な縮小に繋がっていた。

ヨハネスブルグの弱小ギャンググループであるニンジャ、ヨーランディ、アメリカの三人は一発逆転を狙い、ロボットを操作する手段を得ようとロボット開発者のディオンを誘拐する。ディオンはこのとき完全な人工知能の開発に成功しており、ギャングと共にこれまでと違う完全自立ロボット「チャッピー」を生み出してしまう。

ギャングのもとでチャッピーは成長し、ギャングは犯罪に利用しようとする。チャッピー自身もバッテリーに問題を抱え、死が迫っていることが分かる…

感想

第9地区の良さをそのままに

この監督の代表作『第9地区』は、実在しない者の圧倒的実在感と、その非人間生物に宿る人間と同じ倫理がとっても面白い作品だった。エビの映画内のリアリティが凄くて存在を肌で認めちゃうし、そいつらも人間みたいな考え方をして同じような行動原理で動いている。きったねぇエビがだんだん愛くるしく見えてきて、行動に納得するから応援しちゃう。そんな映画でした。

今作は未確認生物じゃなくてロボット。前よりもあり得る存在。だからといってインパクトが弱まってはない。大きな特徴はロボットに対して観客は母性が生まれるつくり。

「チャッピー」という存在がこの世に誕生するシーン(出産)から、言葉を初めて発して覚えて世界を理解していく(6歳ぐらいまで)様子、そして自我と犯罪行為の衝突(反抗期)、最後に何を守るために自分が人に危害を加えるのかを選び取る(青年期)ところまで。一人の人間の成長を見守っていくヒューマンドラマですよこれ。

敵役のストーリー的魅力のなさと、ビジュアル的魅力

分かりやすい敵がいます。メタルギアみたいな2足歩行ロボット。これも同じ軍事メーカーの別の人が開発した警察向け鎮圧兵器で、オーバースペックすぎて必要とされず開発者がその力を証明するため大暴れする。とっても分かりやすい敵。

ストーリー的には分かりやすすぎて敵として陳腐かなと思ってた。しかし終盤のバトルシーンは結構迫力あって。普通の銃撃戦とかはちょいちょいあってそれも面白いんだけど、ギャング&チャッピーVSメタルギアはストーリーどうこう無視しても見入っちゃった。

テクノロジーの存在感

あとはテクノロジーの部分。パソコン画面がけっこう映される。現実ではどうか置いといて、映画内では説得力あった。

ストーリーが動くのはいちいちテクノロジーが絡んできて、可能かどうか成功したのかプログラムによって決まる。これが中途半端だと邪魔だなってなるんだけど、徹底的にプログラマーの腕で話が進むから、最後のぶっ飛んだ終わり方も「それだけの技術を発見した。そんなすげぇことを成し遂げた結果なんだから、人間の体を捨てることも可能だろう。」って納得しちゃう。それだけ劇中のプログラマーは神様並になんでもできることに説得力を持たせていた。これはすごい点。

まとめ

『第9地区』は嫌いじゃないけど、今作は好きです。面白かった!

前作みたいなクライマックスの展開もテクノロジーで納得させてくれて満足です。

採点 76点

Bitly

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