あらすじ
荒くれ者腕っぷしはみ出し刑事の主人公ハリーキャラハン。今作では法で裁けなかった極悪人を消す警察内部の暗殺団と対決。ハリーと暗殺団は何が違うのか、果たして暗殺団は間違っているのか。そこらへんが見ものです。
良い点
徹底したハリーキャラハン(イーストウッド)の実在感
やはり魅力はハリーキャラハンの一貫した人物像なんだけど、実際に居るんではないかって演出が終始行われる。
カットを極力割らないでずーと映す。定点じゃないんだけど、常にカメラマンが撮ってますよっていうような演出。それでハリーキャラハンの日々をただ映像に残してるだけっていう印象が出てくるのがこの映画。
ただ通路歩くシーンを長々と端から端まで映したり、それぞれのシーンでアクションを起こす目的地までの移動をしっかり映す。演技をさせてるんじゃなくてハリーが生きているなぁと思っちゃう。
カーアクションシーンとかは音楽無しでエンジン音だけでお楽しみください。という潔さ。ハリーさんが運転しているんだ!
そんな実在するハリーと暗殺団の関係が今作の見どころ。刑事として法にすれすれ、いや正義の名のもとにバンバン人を殺してるハリーと、法から逃げた悪党を陰でぶっ殺す暗殺団は何が違うのか。ハリーは明確に違うのかどうか考えさせられる。
まとめ
ゆったりと映して「ハリーキャラハン対ハリーに似た悪」の構図を楽しむ映画。
時代を感じるゆったり感。
採点 65点
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