【ネタバレ感想】エンド・オブ・キングダム

映画紹介

こんにちは。平田アルカンタラです。

すんげー映画観ちゃった。ただいま興奮してます。

感想

前作との違い

前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』は悪くない出来だったが、
同時期同テーマで公開された『ホワイトハウス・ダウン』の方が圧倒的に好みだった。
がしかし、今作はその2作とは別物として見たほうがいい。

それまでのと構図は同じっぽく見えるけど、こっちの組織としての防衛はほぼない。
なぜなら英国だから。ほぼ主人公の頑張りのみといってもいい。
だからといって悪いわけじゃないが、前作とは舞台が移った意味が大きいということ。

まず着目してほしいのはこの映画、90分ということ。これは大きい!!その結果面白いとこしかない。一気に盛り上がりスタートして、クライマックスまでずっと面白くてすぐ終わる。娯楽として最高の作り。

前作同様メタルギア的なその場で武器を拾っていく戦い方は健在。そして最強主人公、危ないシーンはほぼない。前作の主人公と大統領の良さはしっかり引き継いでいる。

この映画最大の魅力は撮影。特にクライマックス付近の敵陣地への突入シーンは声あげて歓喜するほどの名シーン。まじもんの素晴らしいシーン。正直この5分ほどを観られるだけで映画館行く価値あった。DVDじゃなく映画館で観たい。

最も良いシーン

この突入シーン、前半後半がそれぞれワンカット長回しに見えるよう作られていて、臨場感がはんぱねぇ!!主人公と共に進むドキュメンタリー密着カメラマンのような気分になれる。

RPGや火のついた車の突入などの妨害をその場の一人として、「来たぞ」って言われてそっち向いて初めて認識する感じ。本当におもしろいシーンだった。

特典映像観る限り、6つのカットををつないでるらしいけど、バードマン形式でずっと繋がってるように見える。最高のシーン。これだけでもうけもん。

微妙な点

マイナス点としては、これだけの大イベントなのに警備に工夫が無いということ。

ホワイトハウスをテーマにした場合は、その特異な施設の様々な工夫点をいかに犯人側が緻密な計画でくずすのかが大事。

舞台を英国に移したが、各国首脳が集まるため警備を普段とは違ったレベルでしないといけない。なのにそれは無く、すごいスピードで米国以外やられてしまう。セリフで「警備でも各国の足並みがそろっていなくて、バラバラ」みたいなのあるけど、それで犯人側が工夫というより数で一気に攻めさせた作りは面白くない。

だったら最新機器とか合同の警備作戦とか入れて、それを打ち破ってほしかったなぁ。

まぁその結果おいしいとこだけ90分になったんだから別に良いんだけど。

まとめ

久しぶりに強くお勧めできる映画。90分の娯楽として軽い気持ちで見てほしい。観終わった気分は最高だから。

採点 92点

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