【ネタバレ感想】ファーゴ 少しの憐れみともの悲しさ

口に合わじ

こんにちは。平田アルカンタラです。

あらすじ

舞台は雪に覆われ何にもない田舎町。そこでカーディーラーをしている主人公は、多額の借金を抱え首が回らない。そこで妻を誘拐させ、資産家の義父から金を奪い取ろうと画策し、2人のチンピラに計画を実行してもらう。

しかし道中で様々な予想外のアクシデントが発生。チンピラはその都度人を殺し解決を図る。それでも綻びが隠し切れず、警察が事件解決へ動き出すが…

 良い点

登場人物全員のパッとしない感

マジで一人もかっこいい男も可愛い女も出でこないリアルさこそ、この映画の最大の魅力。そういうやつらがずっと喧嘩して、様々な思惑が絡み合って、悲劇的方向へ進んでいく様子を外から見られるのは面白い。

「一面雪景色、毎日同じような天気で、大した娯楽もなく日々雪かきするしかない」
そんな土地描写と、そんな登場人物造形が噛み合わさって憐みが少し入ったもの悲しさで接することになるのがこの映画。

それでいてスプラッターと言っていいほどバンバン殺すし、雑に死体も見せる。最も殺すやつは人間の心が体内に無いとしか思えないほど、心情を全く表に出さずに簡単に人を殺す。観ていてだんだん変に面白くなってくるレベル。

微妙点

つかみようのない映画って印象。映画全体の可笑しい違和感を楽しむ映画であって、観終わってどこかに着目して感情を思い出すことは出来ない映画。

こういう映画の楽しみ方を私はまだ分からない。映画リテラシーの欠如ともいえます。

まとめ

おもしろいんだろうけどおもしろくない。私の純粋な感想はそんな感じです。感想言うのが難しい

採点 49点

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