【ネタバレ感想】地球は女で回ってる

口に合わじ

こんにちは。平田アルカンタラです。

ウディ・アレン主演監督作品。ってことはいつも通り恋模様を描いた映画なんだけど今回は手数で勝負。

あらすじ

主人公は恋多き恋愛小説家。しかしその結果現在は誰にも愛されず、欲求不満煮込み続けながら小説スランプと戦っている。そんなある日母校から表彰を受け式典に参加することになるが、一緒に参列してくれる友人が居ない。そのため参加してくれるよう過去の恋人に連絡を取りながら、同時にそれらの恋愛を振り返る。

特徴

この映画を一言で言うなら「ウディ・アレン式恋愛闇鍋ごった煮映画」今回は異様な量の恋愛が出て来る。恋愛というよりも「あの時セックスしたよね?!」って会話の量が多すぎ。

この主人公は恋愛小説家としてある程度の地位を築いているのだか、ことリアル恋愛は上辺だけでしか出来ない。本物の心で通じ合う恋愛を行えず、それでいていくら年老いてもそれを求め続けちゃう。

で誰かと付き合って他に目移りして浮気して、また別の女と付き合って結婚するも飽きて、浮気してバレて離婚して。この連鎖の繰り返しを振り返る映画なんですよ。始まってタクシーで女が乗り込んで来る映像を計5回見せるけど、そのぐらいクドく女にウディ・アレンがキレられる映画なので、そこで嫌なら停止した方が良い。

そしてこの軸にもう一つ絡まってくる要素が「小説」。主人公が書いた恋愛小説が実体験を元にしてるため、私の事バカにして書いたでしょ‼の連続。ただの恋愛模様にひと癖加えてくる。

極めつけは書いた小説の内容も映像化して差し込んでくる。で、その登場人物が現実世界に飛び出して主人公と普通に会話始めちゃうからもう大変。短時間で人がめちゃくちゃ出てくるのに、小説内の人物として誰が出てきてもアリな環境とか、これをごった煮映画と呼ばずに何を呼ぶのか。

まとめ

その映画的ごった煮感と、そんな状況下で右往左往するウディ・アレンを楽しむ映画。楽しめる人は楽しい。僕は苦手でした。

採点 32点

余談だけどじゃあなぜウディ・アレン観るんだよと言われると、最初に観た『人生万歳』ていう作品が人生トップ10級に好きな映画なので、それ以降ウディ・アレンはちょいちょい観る。でも恋愛映画自体そんな好きじゃないのは申し訳ない。ちなみに『それでも恋するバルセロナ』は人生トップクラスで嫌いな映画。

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