あらすじ
主人公のシュタイナーはドイツ軍で神話的と言われるほど強い小隊を率いる、頼れる兄貴。そこに人事異動でくるのが、プロイセンの金持ちシュトランスキー。こいつは鉄十字がどうしても欲しい、名誉欲の塊だった。明らかに生き方が違う二人。主人公シュタイナーは自分の正義を貫き、部下達からも常に慕われ最強部隊を維持し続けるが、シュトランスキーとの溝は深まるばかり。ある日撤退連絡が本部から来るが…
感想
これが映画という芸術か
映像と音(爆発音)の組み合わせでここまで心を揺さぶってくる。これが映画のいう形態のパワーなんですね。
クライマックス、今まで死んでいった仲間の姿と戦場の様子が、爆発音を載せてフラッシュバックしていくところ。否が応でも「殺れ!殺っていいんだ!シュタイナー!!」と憎悪が突沸する。これって凄くない?
映画の力が発揮されたら、ここまで心を突き動かすのかと。
戦争という、僕みたいな世代からすると全く現実味の無いファンタジーに近いような立ち位置といっても過言じゃないほど、遠いテーマなのに。自分の人生かのごとく燃えちゃった。
スケールの広さも、本物のT-34戦車を動かしている迫力も、「観たら分かる」としか言えない伝わってくるものがある。これが戦争映画なんだ。腑に落ちました。
この言い方正しいか分からんけど、面白かったわ。
シュタイナー兄貴かっこよすぎるぜ
主人公のシュタイナーがキャラ立ちすぎて、小隊のメンバーも面白そかったのに印象が上書きされちゃった。
組織の中で自分の正義を貫いて結果出す。難しくてかっけぇことやってるのにおくびにも出さず飄々と生きている。それでいて自分の小隊を家族として本気で想う。そりゃ男の理想形ですよ。
シュタイナーとタイラーダーデンが目指すべき生き方やね。
だからこそあのクライマックスで僕も銃を一緒にぶっ放してるわけでね。気分上は。気持ちよかったー
まとめ
長さを感じたわけじゃないけど、戦争シーン贅沢な量でした。ドッカンドッカン。贅沢。
採点 82点
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