こんにちは。平田アルカンタラです。
最強絵本シリーズのバムケロシリーズのスピンオフ作品!
シリーズの端っこにたびたび登場している「かばんうりのガラゴ」が主人公の作品です。
バムケロシリーズの良さはそのままに、動物たちの様々な需要に合わせた突飛なカバンを扱っているガラゴの仕事ぶりを楽しめる1冊です。
絵本『かばんうりのガラゴ』詳細情報
ガラゴのプロフェッショナル仕事の流儀に迫る
こんなカバン屋さんにいきたいな
ガラゴって何でももってるね
今回の主人公はカバン屋さんのガラゴ。かわいいおめめとトリコロールカラーのマフラーがチャームポイントの旅するカバン売り。
森を歩いているといろんなお客さんが現れ、それぞれ「それってどういうカバン?」って突っ込みたくなる要望を突きつけてくるんだけど、ガラゴは希望ぴったりのカバンをあてがってくれる。そのカバンがかわいいことなんの。「兄弟が欲しい」って希望を満たすカバン・・・ ガラゴはきちんと満たしてくれます。
クライアントの動物さんも、本当に困っている様子で依頼してきて、ガラゴの回答に全力で喜んでくれている様子。ガラゴもお客さんも取引に大満足している様子が表情や動きから伝わってきて、呼んでいるこっちも嬉しくなってきます。
実は前日譚?
この本の発売時期は1997年11月。バムケロシリーズ3作目さむいあさと、4作目おかいものの間にあたる。しかし、この本で描かれているのはバムケロシリーズよりも前の話と言われています。
今作の途中に、ケロによく似たカエルのお客さんが登場します。ガラゴとやり取りをして帰っていくのですが、その際に子供のおたまじゃくし1匹がガラゴに懐いてしまい、そのままガラゴが引き取ります。
その登場したお客さんカエルの服には「KM」と刺繍されています。また、裏表紙をめくってみると引き取ったおたまじゃくしをスイカに入れているのですが、そのスイカには「Kero’s House」と書かれています。
そう!この子がケロちゃんなのではないかということです。ケロちゃんを育てたのはガラゴ?なのでしょうか。ガラゴのもとで大きくなって、何らかの形でバムと出会い共同生活するようになったのではないか。いろいろ想像が膨らみます。
シリーズ本編とのつながりがバシバシ感じられて、こういったサイドストーリーを空想して楽しめるのが魅力ですよね。読み聞かせのときも、子供に教えてあげちゃいましょう。
まとめ
今回はバムケロシリーズ外伝『かばんうりのガラゴ』をご紹介しました。
バムケロシリーズとのつながりも感じられ、シリーズファンは必読となっております。
明日の読み聞かせにいかがでしょうか。
コメント