こんにちは。平田アルカンタラです。
オールタイム好きな映画第8位『21ジャンプストリ-ト』の続編です。
おはなし
今回は大学への潜入捜査となった二人。またもや麻薬が蔓延しており、それぞれ大学生活を楽しみながら捜査を進めていく。シュミットは芸術肌の女とくっつき、ジェンコは息の合うQBと出会いアメフトに目覚める。
そんな日々でだんだんすれ違う二人。果たして相棒は必要なのか。そしてこいつで良いのか。そんな疑問が爆発して一度はコンビを解散するが…
良い点
ファンが欲しいもの期待するものを全部入れてくれた!! ありがとう!
始まってすぐに、前回から続くぱちもんのキリスト像をいじってきたシーンでもう「これはファンの期待裏切らないやつ」と確信した。前作の理系3人が警察に所属してたり、前回のイケメンも首謀者もしっかりと登場して物語を進めたりするのは最高。ムスコ撃たれたのも引きずってたし。
何が良いって無意味に出すわけじゃなくて強引じゃなく役割を与えてくれている点。
これならファンも納得する出し方だし、物語の邪魔でもない。
あとこだわりの薬物演出もパワーアップして後半の展開にも掛ってて流石だし、前回から続く同性愛の扱い方も、大学を活かして変えて来たし、まじで素晴らしい映画。前作に対する愛情を終始強く感じて、細かい所もこだわってるなシリーズを大事にしてるなと伝わってくる。
それでいて新登場の要素もしっかり面白い。シュミットとセックスする女はなんとあいつの娘っていう新要素ひとつ乗っけてきて、これが関係性コメディでめちゃくちゃ面白い。からのラスボス対シュミットの格闘シーンは、男女の壁を超えたすさまじい展開で唖然。あんなのアリかよっていう性別の使い方に驚き。その他の新たな登場人物はちょっとキャラが弱いかなとは思ったけど十分面白い。
あとはエンドロール。面白すぎて声出たし、こっちが思ってるよりパターン作ってる。こういう細かいところで期待を超えてくるのがこの監督陣の凄い所。
微妙点
前作の良さは、あんだけいろんな要素入れてふざけまくってるのに無駄な要素なく、全てがラストに向かって結びついていく華麗さだった。最後ちんこ打ち抜いたとき拍手しちゃうほどの華麗さがあった。
前作よりも事件に対する捜査が雑すぎる。なぜその容疑者にたどり着いたかの明快な回答が無いのは残念。なんでもありコメディなのは分かるが、警察という役割が大きく乗ってるんだからせめて前作ぐらいはしっかりと証拠と犯人を取り上げてほしかった。
なぜメキシコなのか。なぜあの店の二階で会議が行われていたのか。それを知った場面も理由も分からなくて急にどんパッチなのは悲しい。今作は前作ファンにはたまらない面白の要素は十分なんだけど、警察事件解決ドラマとしての要素が薄すく感じた。
まとめ
SWEP7がSWファンが喜ぶ要素満載で作られてるように、今作もジャンプストリートファンが喜ぶ要素は満載。
前作好きな人なら最高だけど、1本だけ観るなら前作がオススメ。これだけ見ても並の映画より圧倒的に面白いけどね!!前作がよすぎてね。比べちゃうね。
採点 88点
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