こんにちは。平田アルカンタラです。
あらすじ
天才数学者はドイツの最強固な暗号エニグマを解読し連合国軍を救えるのか
良い点
史実ベースとは思えないほどドラマチックな仕上げ。実際の話を曲げられないため下手をすると「良い話だけど面白くなかった」となりがちだが、この映画はしっかり盛り上がる。理由はやっぱり最強の敵エニグマ。解読のため立ち向かっていく中盤までは熱血スポ根もののような仲間との友情が描かれ、奇人な天才主人公が周りに歩み寄って任務完遂する展開は熱くなる。
そしてその後さまざまなものを背負いすぎてだんだんと追い込まれていく天才と、その末路は大変もの悲しい。カンバーバッチが精神的にやられている演技が説得力あって、実際にその後自殺してしまった、現実としてバッドエンドだったというのは重い。前半後半と違った毛色で、チューリングという実在した悲劇の天才の一生の映画化として大変良い出来だと思う。
「クリストファー」マシンの見た目もこの映画にとって大変重要。もしあれが小型だったらびみょうだよね。マシンがかっこよかったなぁ。
採点 75点
Bitly
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