【ネタバレ感想】ジャッジアイズ復習捜査線 ジャケット画像作ったやつが一番の巨悪

アクション・銃撃戦

Amazonのレンタル100円セールにあったので借りてみました。

最近行きたい映画館優先か、評判のいい作品しか見ていなかったので、銃撃戦を摂取したくて、ジャケットから選んで鑑賞しました。大失敗でした。

あらすじ

伝説の私立探偵ミケル・タリーニ(アントニオ・バンデラス)は、鋭い洞察力と大胆な行動力で数々の難事件を解決してきた。ある日、富豪実業家ジョン・アバナシー絡みの失踪事件が舞い込み、調査を進めるうちに彼は人身売買組織や権力者たちの巨大な陰謀へと巻き込まれていく。果たして真相にたどり着けるのか—緊迫のリベンジアクションが幕を開ける。

感想

ジャケット画像作ったやつ一番悪い

すいません。上に書いたあらすじは嘘です。こんなあらすじをAmazonのページで読んでレンタルしましたが、しっかりと噓です。

まず伝説の私立探偵ミケル・タリーニ(アントニオ・バンデラス)が始まって10分で死にます。実は死んでなかったり、生き返ったりみたいな展開はゼロです。ジャケットの後ろの女性だけが主人公です。

その時点であらすじ嘘じゃん。「調査を進めるうちに”彼は”~」とか言ってるけど、志半ばで死んでるやん。死ぬ前に捜査は進めてたけど、完全に犯人を追い詰めて死んだとかじゃないじゃん。

アントニオバンデラスが死んでも、迫力あるアクションや銃撃戦とか、スリルのある私立探偵っぽい捜査があればいいんだけど、そういったこと全く無し。このあらすじとジャケット見たらそういうの期待しちゃうじゃん。最前面に配置したの誰だよ…

明らかに広告の嘘です。誤った認識に消費者を誘導しています。映倫よりもJAROの出番です。JAROはいっぱいCM流しているんだったら、こういうのを取り締まる仕事してほしい。

内容も変で面白くない

PRの嘘に目をつむったとしても、内容もちょっと変すぎる。

アントニオバンデラス死後、相棒というか助手のキャシーが警察と手を組んで跡を継いで事件を追うんだけど、ストーリー上キャシーが事件を解決していく感が少なすぎる。

この映画の本筋はキャシーと、殺人鬼のバックボーンが似ていて、共鳴していくところ。二人とも過去に性的虐待を受けており、キャシーはアントニオバンデラスのおかげで立ち直ったが、殺人鬼は恨みで殺人を進めていく。

早々に二人の境遇が似ていることを、お互い知ってシンパシーを感じたのか、事件的には追う追われる関係なのに直接のやり取りを頻繁に行う。で、殺人鬼側がヒントというか、答えをどんどんキャシーに教えちゃう。

まぁ殺人鬼も性的虐待の原因となった巨悪を滅ぼしたいからキャシーに情報を流すんだけど、そうなるとマジでキャシーの輝くシーンが無さ過ぎる。

この映画内での役割は、殺人鬼とやり取りして後手後手で事件に携わるか、過去を思い出してアントニオバンデラス師匠とのやり取りをスクリーンに映すか、ネットに強い設定を生かして悪弁護士のPCのパスワードが「123456」だと山勘で当てるか。それぐらい。

アントニオバンデラス目当てじゃない、ジャケットに詐欺られてない観客だとしても、魅力のない主役探偵の推進力のない事件解決映画はつまらないよ。

まとめ

これだけ映画自体に魅力がないなら、そりゃあPR担当者も頭を抱えます。その結果、詐欺ジャケ&詐欺紹介文に手を出しちゃいます。始まって10分で殺されたときは担当者にキレてたけど、鑑賞後はこうでもしないと客入らないなぁと同情して責める気になれません。

ぜひこの映画をみて、お前も被害者にならないか。

採点 20点

コメント

タイトルとURLをコピーしました