バイオハザードはアニメが好きで、これまでのアニメ4作品は見てきました。ゲームはちょこちょこ、実写映画は4か5で挫折してます。またアニメ映画を作ってくれたとのことで鑑賞。
感想
面白いとこが少ねぇ…
今作はストーリー重視といった内容。
過去にウェスカーに洗脳されクリス達を襲ったジル。その後救われますが、罪悪感を抱え続けていました。そんなジルをメインに置き、アルカトラズ島を舞台に初登場の黒幕と戦いながら、贖罪を果たしてくストーリー。
メインキャスト大集合はとっても良い点。主人公はジルかなぁ。加えてクリス・クレア・レオンも同じぐらいの登場時間。そこに最終決戦はレベッカまで来てくれる。5人が力を合わせてラスボスを倒すクライマックスは十分楽しめました。しかも会場が敵の武器倉庫なので沢山の武器や装甲車などがあって、使えるものをすべて使う総力戦のドンパッチ感をあの人数で描けていたのは最高でした。最後はしっかりと楽しい。
でも新キャラの悪役の説明や、ジルの過去を含めたいざこざなどに説明シーンを使いすぎて、他の展開はクッソつまらない。過去作だと映画スタートから10~20分は、いきなり任務中でゾンビに囲まれてカッコよく切り抜けるサービス展開から始まってくれる。(『ディジェネレーション』の空港とか最高に盛り上がった)
今回で言うと、ジルの単独潜入はすぐ終わるし、アルカトラズ潜入後のわちゃわちゃは本展開の導入なので困惑していてかっこよさが無い。本筋とはすこし離れていいから、ピンチのかっこいい切り抜け方が見たいねん。ちょっとねサービス精神が不足してました。
悪役は新キャラですが、魅力がない。
ラクーン事件でアンブレラ側の鎮圧部隊として投入されるも、感染した仲間を泣く泣く殺した経験から、アンブレラや政府といった体制を破壊したい男。そのためにアルカトラズ島を極秘裏に研究所にして、新型ウイルスと蚊型のドローンを開発する。しかも狙った人間を自動で刺せるため、世に放ち重役だけを殺してやろうと企んでる。
作った兵器は確かに動機にあっていて良さそうだけど、ずっと希死念慮にまみれていて泣き言ばっかり。もちろん過去に仲間を殺した贖罪が動機になっていて、ジルとダブらせてくるんだけど、そこの説明が長い。ずっっと演説。
蚊のドローンが強すぎて、ジル以外のメインキャラが全員刺されてゾンビ化ギリギリまで弱って動けない。みんなのアクションが見れないどころか、口すら流暢に動かせないシーンが続く。その分行われることは「今日初めて見たやつのひねくれ八つ当たり演説」長いって。お前誰やねん。参院選の投票前じゃないんだから、バイオハザード見に来てるのに知らん奴の知らん話見たないねん。
しかも過去に仲間を殺すことになったシーンを何度も何度も差し込んでくる。何度もフラッシュバックさせて、現在はそれを思い出しながら一人でロシアンルーレットをやって、引き金引く⇒カチッと撃鉄が下りるが弾は入ってない⇒「おぉ~う」って恍惚の表情を浮かべるばっかり。もういいってそれ。
まとめ
ギリよ。本当にギリ合格を出します。好きなシリーズなので贔屓目込みで。でもね観たいものは少ししか観れてない。ずっとウォッチリストに入れていた積ん映画を一本消化できたこと込みで合格です。
とおもったけど、やっぱりこれが合格はゆるせねぇ。次回作ではもっとこっちに歩み寄ってほしい気持ちを込めて不合格で。
採点 49点
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